施設や主催者の事前説明とカルチャー形成

初めて行く個サル。

受付で「今回初参加なんですわ」と伝えてコートに。時間になってチーム分けが始まり楽しいゲームがスタート!

 

・・・あれ、なんか忘れてない?

「この回はエンジョイクラスです」

「強いシュートやボディコンタクトは禁止です」

「経験者の方は初心者に合わせたプレーをして下さい」

「知らない人とも楽しい時間が過ごせるようご協力ください」

「指示出しは基本的にしないで下さい」

「ルールが守れない方には注意の上、お帰り頂く事もあります」

「これらの趣旨にご賛同頂ける方は挙手をお願いします」

 

僕はこれ全部テンプレートにして毎回参加者に伝えるべきと思います。少なくと最初の3つは。全員見た事ある顔であれば不要かもしれませんけど、一人でも初参加者がいるなら説明すべき。なぜこんな簡単な事もできないのかとても不思議です。

 

確かに、申し込み時には趣旨やルールを理解して参加表明する事を求められます。来てる人は皆承諾済みって事ですよね。でも実際ルールを守れてない人がいるわけで、その場で再確認することで意識が高まると思うのです。運営側としては常連にあまり細かい事言わずにのびのびプレーしてもらいたいという気持ちでしょう。でも、広告に偽りありの状態となってます。これは真摯な対応とは言えません。

 

僕はルール逸脱を目撃した時は仕切ってる人にそれとなく伝えます。大抵はすぐ注意してくれますけど、「あれぐらいは大目に見て下さい。怪我とかしてないでしょ」とか言われる事もあり・・・実際みんな楽しそうにやってるんですよねぇ。客商売だからプレーに水を刺したくない気持ちはわかるのですが。

そんな状況でも当時はそこしか行く場所がなくしばらく通ってました。そして事件が。

 

あまり技術はないけど遠目から強いシュートを打つのが大好きな若者がいました。ある日、彼が思いっきり蹴ったボールがゴールバーに当たり、跳ね返りがディフェンスで走り込んだお友達の顔面を直撃。前歯がグラグラで流血も酷く病院行きに。

もちろん狙ったわけではなく本当に不運な事故で、再現できそうにないぐらいレアな展開です。でも、あの場面、ゲーム序盤でカウンターになり、相手陣内に味方二人が走り込んで3対2、キーパーもゴール前にいる状況。ハーフライン超えたすぐぐらいからロングシュートを打つ必要性はなかったのでは。もちろん、決まればナイスプレーで本人の気持ちも良いでしょう。レジャーでやってるアマチュアプレイヤーであるならこれを判断ミスと断定するのは難しい。でも、日頃から強シュートを許してしまうカルチャーがあるからこういう選択肢の頻度が増えているわけで・・・ルールを守らせるべき運営側の責任も大きいのではないでしょうか。

 

その後、怪我人が何か言ったのか知りませんが強いシュートをしないようゲーム前に毎回注意するようになりました。これは僕にとっては望む展開でした。けど、本当は事故が起きる前からできたわけで、そうしていたら彼が怪我する事もなかったのに。

スポーツに怪我は付き物。でも、しっかり対応すればリスクは減らせるのです。趣味でやってる僕にとっては安全にプレーできる環境が大切で、それを考えてくれる場所を常に求めてます。