個サルのターゲット層

個サル募集にて。

多くの場合、個サル初心者や素人おっさんにも来てもらえるよう「初心者クラス」「レベル分けします」など謳っています。でも、実態はそれなりの経験者ばかりでしんどい目にあった方いませんか。

僕もその一人で、もっと主催者側が配慮してくれたらいいのになぁ、と常々思ってます。

 

ですが、ビジネスとして個サルを考えると、僕の期待する方向にはなり難いだろうと考えるようになりました。

 

良く個サルに来てる人って、ある程度やってるか身体動かすの好きなタイプじゃないですか。こういう人、僕が行ってるとこだとだいたい8割ぐらい。残り2割が初心者と女性。後者ももちろん運動に対する意識はあるのですけど、そもそも体力や技術、理解度などが前者と違います。この結果「思ったより楽しめない」という事が起きます。そして次第に個サルへ行く機会が減る事に。一方、前者は安定して参加します。そこそこ楽しめるからね。

つまり、個サル顧客の主なターゲット層は上に書いた8割の人達。彼らが常連になれば安定した集客が見込めます。これで十分収益を上げているなら残り2割の層に積極的にアプローチする必要はないのです。

 

とはいえ、近年の個サルブームの低迷から、2割を占める人達もなんとかお客にし、8割側に入れて行く事が継続的な経営には必要。「初心者クラス」「レベル分けします」などと広告してるのは新規顧客獲得のためです。ただ、定着化を促すためにはスクール併設やover30,40、女性のみといった新枠も作る必要があり、顧客プールが大きくないとかなり難しいのだと思います。都市部ならそういう施設もあり繁盛してるようですが。

 

実際、都市部の主催者であっても新規獲得と定着化にコストをかけていない印象ですね。だって8割ぐらいの「たいしてケアしなくても来てくれる顧客」がいるから。

この状況では初心者や下手くそのために主催者側が何かやるモチベーションはあがりません。個サルではなくスクールやコート貸し出しのほうが収益あげてる施設だと尚更です。

結果、あまりケアがない中で初心者や素人おっさん、女性は一回来ても楽しめない、むしろ酷い目に合い定着しない、となってるのかも。

現状フットサルビジネスでは一時のブームで増えた人を奪い合ってるだけで、新規獲得と定着化はコストに見合わないと判断してるのでしょう。

 

上記の主催者側の事情を考えると、主催者に何かしてもらう事を過度に期待するのは無駄じゃないでしょうか。自分が主催者が望む優良顧客になる努力をしたほうが結果的に楽しめるしやれる場所も広がるのかもしれません。